ガーゼ服工房 garage（ガラージ）

ものづくりが好きで、服が好きで、自分の手で一からつくり上げるのが好きでスタートしたという、京都のガーゼ服工房・garage（ガラージ）さん。デザイン・パターン・縫製・染色まで、中西達也さん・陽子さんご夫妻2人が一貫して手がけています。

garageさんの服づくりの特徴の1つは、ダブルガーゼ生地のバイアス使い（斜め使い）。通常、服の生地は織りの縦横に従って使用するのが一般的ですが、バイアス使いすることによって縦横に伸縮性が生まれます。バイアス使いは生地効率が良くない（生地のロスが多い）ため、あまり採用されることがないのですが、こうすることで、ダブルガーゼがさらに着心地の良い素材になってくれます。

また、首周りなどにフサフサの切りっぱなしの処理をしたりと、ダブルガーゼの特性・素材感を存分に生かしています。染色も自ら手がけておられるため、カラーバリエーションがとても豊富なところも魅力。シンプルなデザインの中に、手づくりだからできる工夫がこめられています。

「自分たちの手を使ってできる事は、できる限り自分たちでやる」―そんなものづくりに対する思いがあふれるgarageさんのガーゼ服は、着る人を優しくおだやかな気持ちにさせてくれます。

ガーゼ服工房・garage（ガラージ）さんインタビュー