水布人舎 SUIFUTOSHA（すいふとしゃ）

布と人の未来を考える、タオル創造プロジェクト

「水布人舎 SUIFUTOSHA」（すいふとしゃ） は、綿織物の産地である愛媛県今治市にて、織物工房の工房織座さんと今治のタオル職人さんたちが手がけるタオル創造プロジェクト。

「水布人舎」 という名称には、「水と生きる人」「水と暮らす布」「人と活きる布」という3つの意味が込められています。

今治市は、不純物が少ない良質な軟水に恵まれ、繊維の晒しや染色に適していることから、古くから繊維の町として発展。1910年頃には今治でタオル生産が始まったといわれており、現在は100を超えるタオルメーカーが集積。豊富で良質な軟水と熟練の技術による洗い仕上げや染色により、やわらかな風合いと美しい色のタオルに仕上がります。

素材と織りは密接な関係にあり、糸の質や太さ、織りの密度やパイル長のバランスがとれてはじめて、良いタオルとなります。このバランス感覚は、様々な織物を作ってきた長年の経験の積み重ねで培われます。 水布人舎は、今治に受け継がれてきた技術を継承する職人たちとセッションを重ね、 自由な発想で織物の可能性を追求しています。

水布人舎のタオルは、決して声高に主張することはありません。けれど、そっと日々に寄り添い、気づけば手放せなくなる…そんな存在です。暮らしの中で繰り返し触れるものだからこそ、肌と心にやさしいものを選びたい。水布人舎のタオルは、そんな想いに静かに応えてくれます。